12時、出庫。地図を開いて、どこへ向かうか。機能は11ある。羽田のタブ、街の需要、ホテル、イベント、バスタ——全部を見ていたら、出庫前の時間が終わってしまう。新人のころ、クラスターサーチを入れた人が最初につまずくのは、ここです。「情報が多すぎて、何から見ればいいか分からない」。クラスターサーチのAIアドバイスは、その日・その時間帯の営業方針を3時間ごとに提案する機能で、「まず何を見るか」を決める起点です。このページでは、AIアドバイスと需要指数(1週間需要予測)が何を根拠にしていて、どう一日の軸にするか、そして機能が多いアプリを新人が最初の2週間でどう使い始めるかを、現役ドライバーの検証にもとづいて解説します。

3秒で分かる:AIアドバイスと需要指数でできること

根拠と検証

要約

1. 機能が多いアプリを、どう使い始めるか

クラスターサーチには、繁華街ピン、高級店の王冠、羽田乗り場予測、バスタ新宿、街の需要、ホテル需要、残業需要マップ、運行情報、イベント、終電・雨天の駅前ピン、そしてAIアドバイスがあります。全部を同時に使う必要はありません。むしろ、全部を見ようとすると判断が止まります。

設計の考え方は、「方針を決める機能」と「精度を上げる機能」を分けることです。

出庫前にAIアドバイスで方針を決め、走り出したらその時間帯の専門機能を1つだけ見る。これが基本形です。

2. AIアドバイス——何を根拠に、何を言うか

AIアドバイスは、時間帯・曜日・当日の需要材料(イベント・天候・週間見通しなど)をもとに、その時間帯の営業方針を文章で提案します。「18時台は退勤と買い物帰り。〇〇方面の街の需要を確認」「6時台は通勤客。タワーマンション周辺で無線を待つ選択も」のように、時間帯ごとのおすすめが出ます。

更新は0・3・6・9・12・15・18・21時の3時間ごとです。出庫前に読み、乗務中は時間があるときに読み直す。3時間ごとに方針が切り替わるので、「さっきの方針のまま走っていた」を防げます。

AIアドバイスは、傾向にもとづく見通しです。羽田の到着便や街の需要のような実測ではなく、「この曜日のこの時間帯は、こういう需要が出やすい」という一般的な方針の提示。だから専門機能で確かめる前提の「起点」と位置づけています。生成に用いる基盤の名称は非公開で、提案の文言は毎月見直しています。

3. 需要指数——今日は強い日か、弱い日か

画面上部の7日分のカードが需要指数(1週間需要予測)です。一番左が今日。平均的な日を100として、90未満は閑散、110以上は繁忙の目安です。タップすると内訳が見られます。

根拠は、季節・給料日・ゴトウビ(5日・10日)・曜日。「金曜で給料日後の25日」なら高く、「月曜で給料日前」なら低い。年単位で見直す傾向のデータで、突発(悪天候・大規模イベント・運休)は織り込めません。

使い方は、出庫前の組み立てを変えることです。

今日の指数意味組み立て
110以上(繁忙)需要が多い。同業も出る攻め。大きな飲み屋街の閉店ラッシュ、羽田・バスタの流れが良い時間帯を狙う
90〜110(平均)いつもどおり時間帯ごとの基本形で。AIアドバイス→専門機能
90未満(閑散)需要が少ない。空振りが増える守り。街の需要の「いつも比」で「全部低いが一番マシな街」を探す。小さな飲み屋街、残業帰り、ホテルなど確度の高い需要を拾う

閑散の日に繁忙の日と同じ動きをすると、空車の時間が伸びます。指数は「今日はどの組み立てか」を決めるためのものです。

4. 一日の軸——AIアドバイスで決め、専門機能で確かめる

隔日勤務の一日を例に、AIアドバイスの更新と、その時間帯に見る専門機能を並べます。

AIアドバイスの更新時間帯まず見るものほかに使えるもの
12時12:00〜14:00街の需要(よく行く街)ホテル需要(昼まで)・羽田乗り場予測・バスタ・イベント
15時14:00〜17:00街の需要・ホテル需要を再確認羽田乗り場予測・バスタ・イベント
18時17:00〜19:00ホテル需要(チェックイン後)・街の需要羽田乗り場予測・バスタ・イベント終演
19:00〜21:00街の需要羽田乗り場予測・バスタ・イベント終演
21時21:00〜22:00繁華街ピン高級店の王冠・イベント終演
22:00〜23:00繁華街ピン・残業需要マップ(流しながら)―
0時23:00〜翌1:00繁華街ピン・残業需要マップ(流しながら)終電ピン・深夜リムジン(新宿にいれば)
3時1:00〜5:00繁華街ピン―
6時5:00〜7:00ホテル需要(チェックアウト)大きな飲み屋街(ピンが消えていても5時半ごろまで。土曜の朝は6時ごろまで)
9時7:00〜12:00街の需要(よく行く街)ホテル需要(昼まで)・羽田乗り場予測・バスタ・イベント

羽田はナンバー末尾が合う日に、バスタ新宿は新宿にいるときに★が両方3以上なら。どの機能も、自分のいる場所から間に合うものだけ使えば十分です。この表は公式ヘルプの「1日の流れ」と同じもので、アプリの起動時画面にも同じ表が使われています。

5. 新人の始め方——最初の2週間

14日間の無料トライアルは、すべての機能が使えます。けれど14日で全部を試そうとすると、どれも中途半端になります。おすすめは、週ごとに1つの時間帯を決めて、その「まず見るもの」だけを使うやり方です。

  1. 出庫前の3分を習慣にする(毎日)。AIアドバイス → イベント一覧 → ホテル需要一覧。この3つを見るだけで、今日の組み立てが決まる
  2. 1週目:深夜の繁華街ピンだけ。23時〜翌1時に、赤いピンが集まる通りへ閉店の少し前に着く。これが身につけば、深夜の流しが変わる。詳しくは繁華街ピンの仕組みと使い方
  3. 2週目:昼の街の需要を足す。よく行く街を固定し、「いつも比」で普段と違う街へ。詳しくは街の需要の読み方
  4. 羽田・バスタは、条件が合う日だけ。ナンバー末尾が合う日に羽田乗り場予測を見る。新宿で降ろしたときにバスタの★を見る。毎日使う機能ではない
  5. 月に数日の機能は、灯ったときに。ホテル需要・運休・イベントは、出庫前に見て「今日はあるか」を確認するだけ

土地勘は、走った年数でしか身につかない——そう言われてきました。クラスターサーチは、お客様が出る場所と時刻を地図で覚えるための道具です。地理に自信がなくても、ピンの交差点へ向かえば街に入れる。勘だけでなく、根拠を持って走るために作りました。

6. 外れる条件・限界

よくある質問

AIアドバイスは、いつ更新されますか?

0・3・6・9・12・15・18・21時の3時間ごとです。出庫前に読み、乗務中は時間があるときに読み直してください。

AIアドバイスは何を根拠にしていますか?

時間帯・曜日・当日の需要材料(イベント・天候・週間見通しなど)です。傾向にもとづく見通しで、実測ではありません。専門機能で確かめる前提の「方針の起点」です。生成に用いる基盤の名称は非公開です。

需要指数の100は何ですか?

平均的な日を100とする相対値です。90未満は閑散、110以上は繁忙の目安。根拠は季節・給料日・ゴトウビ・曜日で、突発(悪天候・大規模イベント・運休)は織り込めません。

機能が多くて、何から使えばいいか分かりません

出庫前の3分(AIアドバイス→イベント→ホテル需要)を習慣にし、最初の1週間は深夜の繁華街ピンだけ、2週目に昼の街の需要を足す、という順をおすすめします。その時間に見るものを、まず1つだけで十分です。

AIアドバイスと専門機能の表示が違うときは?

専門機能の数字を優先してください。AIアドバイスは一般的な方針で、街の需要・羽田・繁華街ピンは実測や公開情報にもとづく当日の数字です。

閑散の日は、どう組み立てればいいですか?

守りの組み立てです。街の需要の「いつも比」で「全部低いが一番マシな街」を探し、小さな飲み屋街・残業帰り・ホテルなど確度の高い需要を拾います。繁忙の日と同じ動きをすると空車が伸びます。

日勤・夜勤でも使えますか?

使えます。1日の流れの表から、自分の乗務時間の部分だけを参考にしてください。日勤なら街の需要とホテル需要が主力、夜勤なら繁華街ピンと残業需要マップが主力になります。

AIアドバイスの文言は変わりますか?

毎月見直しています。方針の考え方は同じですが、表現が変わることがあります。

データの出どころ

情報源・更新頻度・既知の限界の一覧はデータソース・検証方法に掲載しています。

クラスターサーチは App Store(iOS)で配信中です(Android版は準備中)。対応エリアは東京23区・武蔵野市・三鷹市(武三地区)、14日間の無料トライアルはすべての機能を利用できます。画面の見方は公式ヘルプに、14日間の試し方は無料トライアルの検証プランにまとめています。

本ページは、クラスターサーチの「AIアドバイス」「需要指数」と、機能の使い始め方を、現役タクシードライバーの検証にもとづいて解説したものです。AIアドバイスは傾向にもとづく見通しであり、乗車や営収を保証するものではありません。