22時すぎの銀座。表通りの飲み屋街はまだ緑のピンで、お客様が出てくるのは1時間以上先。けれど一本裏の通りで、王冠のマークが赤く点いている。店の前に着くと、ちょうど会食を終えた数名が出てきて、その一人が手を上げる。行き先は世田谷の自宅——。クラスターサーチの高級店の王冠は、飲み屋街のピンとは別に、会食帰りの直行ロングが出やすい約30店を、ラストオーダーの時刻に地図に点灯させる機能です。このページでは、なぜ高級店を別に扱うのか、なぜ閉店ではなくラストオーダーなのか、どう使い、どんな夜に外れるかを、現役ドライバーの検証にもとづいて解説します。
3秒で分かる:高級店の王冠でできること
- 銀座・六本木などの高級店(ミシュラン掲載店や予約困難店)を、王冠マークで地図に表示
- 単価3万円以上・20席以上の約30店に厳選。複数のお客様が同時に出る規模の店だけ
- 閉店ではなくラストオーダーの時刻から点灯し、閉店後10分まで表示
- 色は繁華街ピンと同じ。緑→オレンジ→赤→グレーで退店までの状態を示す
- 会食帰りは「もう一軒」がほぼなく、自宅やホテルへ直行しやすい。だからロングが出やすい
- 開き方:メニュー「高級店リストを表示」をON
- 使う時間は21〜22時ごろ。飲み屋街のピンを追いながら、通り道の王冠に寄る
- 王冠だけを狙って長く待たない。お客様の数は限られる
- 根拠は各店のラストオーダー・閉店時刻(現場検証にもとづく設計)。店舗リストは毎年見直し
- 迎車・ハイヤーが先に着いていることがある。リアルタイムのお客様の有無は分からない
- 根拠:ミシュラン掲載店・予約困難店から単価3万円以上・20席以上に厳選した約30店の、各店のラストオーダー・閉店時刻(独自収集)。利用者の自己申告や入力ログには依存しません
- 検証:表示したあとの実際の流れを現場の記録と照合し、確度の低い条件は表示から外しています(現役ドライバー複数名・1年半以上)
- 公開:推定の手順・情報源・限界・非公開の範囲は検証方法と根拠に全文公開。的中率の数値は出しません(理由も同ページに)
要約
- 飲み屋街のお客様は「もう一軒」で近距離になりがち。高級店のお客様は会食を終えてそのまま自宅やホテルへ直行するので、1本の単価が大きい
- 高級店はコース料理が主体で、料理を出し終えるのがラストオーダー前後。閉店時刻ではなくLOの時刻から点灯させる理由はここにある
- 約30店に絞るのは、複数のお客様が同時に出る規模(20席以上)の店だけを地図に出すため。少人数のカウンター店は、ロングが出ても判断材料にはならない
- 使い方は「通り道で寄る」。飲み屋街のピンを追いながら、赤い王冠が通り道にあれば店の前へ。王冠だけを狙って待ち続ける機能ではない
- 迎車・ハイヤーが先に着いている、店が貸切、コースが長引く——外れる条件もある
1. なぜ高級店を、飲み屋街と分けるのか
飲み屋街の閉店ラッシュで乗せるお客様は、数は多いけれど、行き先は近いことが多い。「もう一軒」「カラオケ」「締めのラーメン」。店を出たあとも夜が続くので、乗車は短くなりがちです。
高級店のお客様は違います。会食、接待、記念日。コース料理を3万円で食べたあとに「もう一軒」はほぼなく、そのまま自宅やホテルへ直行します。都心の高級店から世田谷・目黒・田園調布、あるいは港区・江東区のタワーマンションへ。1本でロングが出やすい。
数は少なくても、1本の単価が大きい。だからクラスターサーチは、飲み屋街のピンとは別に、高級店だけを王冠マークで地図に出しています。飲み屋街のピンが「数」を読む機能なら、王冠は「単価」を読む機能です。
2. なぜ約30店に絞るのか——3万円・20席以上
東京には高級店が無数にあります。全部を地図に出せば、王冠だらけになって判断できません。クラスターサーチは、ミシュラン掲載店や予約困難店の中から、単価3万円以上・20席以上の店に厳選しています。約30店です。
単価3万円以上は、「飲み直さずに帰る」客層に絞るため。20席以上は、複数のお客様が同時に出る規模に絞るためです。席数の少ないカウンターの名店は、料理の格は高くても、一晩に出てくるお客様はわずかで、その方がタクシーに乗るとは限らない。ロングが出る可能性はあっても、「そこへ向かう」判断の材料にはなりません。
確度の低い需要は、あえて出さない。残業は密集地だけ、電車は運休だけ、ホテルは規模と需要の高い店だけ——クラスターサーチ全体の設計と同じ考え方で、高級店も「3万円・20席以上」だけに絞っています。
3. なぜ閉店ではなく、ラストオーダーで点灯するのか
飲み屋街のピンは、閉店の時刻を起点にしています。店が閉まるときに、お客様が一斉に出るからです。
高級店は違います。コース料理が主体で、料理を出し終えるのがラストオーダーの前後です。デザートが終わり、ドリンクの追加注文がなければ、そこで会計が始まる。閉店時刻を待たずに、お客様はLOの時間帯に店を出ます。閉店で点灯させると、出終わったあとに王冠が点く、ということが起きる。
だから王冠は、ラストオーダーの時刻から点灯し、閉店後10分まで表示します。色は繁華街ピンと同じで、緑→オレンジ→赤→グレーと、退店までの状態を示します。赤い王冠は「いま、会食を終えたお客様が出てくる」時間です。
4. 王冠の読み方と開き方
メニューの「高級店リストを表示」をONにすると、地図に王冠マークが出ます。初期状態ではOFFなので、使う方だけ一度ONにしてください(設定は残ります)。
| 色 | 意味 | 動き |
|---|---|---|
| 緑 | 営業中。LOまでまだ先 | 通り道にあれば覚えておく |
| オレンジ | LOが近い | 飲み屋街へ向かう途中なら、ルートを店の前に寄せる |
| 赤 | LOの時刻。会計を終えたお客様が出てくる | 店の前で短時間の付け待ち、または店の前を通る |
| グレー | 閉店後。残りのお客様 | 通り道なら見る程度 |
王冠は店の位置に出ます。飲み屋街のピンが交差点に置かれているのと違い、王冠は「その店の前」です。銀座・六本木など、高級店が集まる街で見ることになります。
5. 使い方——通り道で寄る
王冠は、それだけを狙って一晩を組み立てる機能ではありません。お客様の数が限られるからです。基本の使い方は、飲み屋街のピンを追いながら、通り道に赤い王冠があれば寄る。これだけです。
- 21時ごろ、飲み屋街に出たらメニューで王冠をON。銀座や六本木を走るなら、王冠が地図のどこにあるかをひと目見ておく
- オレンジの王冠が通り道にあれば、ルートをその店の前に寄せる。遠回りはしない。寄れる範囲で
- 赤い王冠の店の前は、ゆっくり通る。手が上がればそれで1本。上がらなければ、そのまま飲み屋街のピンへ向かう
- 店の前で待つなら、短時間。LOから閉店後10分までの間に出てこなければ、迎車かハイヤーで帰られた可能性が高い。粘らない
この使い方なら、王冠が外れても失うのは数分です。当たれば1本でロング。飲み屋街のピンを主役にしたまま、単価の高い1本を「拾う」のが王冠の役割です。
6. どんなお客様が、どこへ向かうか
高級店から出てくるのは、会食や接待を終えた方、記念日の食事を終えたご夫婦、海外からのお客様です。共通するのは、夜が終わっていること。行き先は自宅かホテル。都心から離れた住宅地(世田谷・目黒・田園調布など)や、港区・江東区のタワーマンション、都心のホテルです。
複数名で出てきて、別々の方向へ分かれることもあります。1組の会食から2本出ることもある。これが「20席以上」に絞る理由のもう一つで、同時に出るお客様が多い店ほど、乗せられる確率が上がります。
一方で、高級店のお客様は迎車やハイヤーを使うことも多い。店の前に黒い車が待っていれば、その組は乗りません。王冠は「お客様が出てくる時刻」を示すもので、「流しのタクシーに乗る」ことまでは示しません。
7. 繁華街ピン・ホテル需要との役割分担
- 繁華街ピン(数を読む):閉店の時刻に一斉に出る飲み屋街のお客様。深夜の主戦力。詳しくは繁華街ピンの仕組みと使い方
- 高級店の王冠(単価を読む):LOの時刻に出る会食帰り。通り道で1本
- ホテル需要(翌朝につなぐ):王冠のお客様がホテルへ直行した翌朝は、そのホテルのチェックアウトへ。早朝のホテル需要は別の機能で
21〜22時は王冠と繁華街ピンの緑・オレンジを両方見て、23時以降は繁華街ピンの赤を主役に。王冠は「夜の前半の1本」と考えると、使いどころが分かりやすくなります。
8. 一晩の手順
| 時間帯 | 見るもの | 動き |
|---|---|---|
| 20:00〜21:00 | 王冠(緑)、飲み屋街ピン(緑) | 高級店の集まる街へ向かう途中なら、王冠の位置を見ておく |
| 21:00〜22:00 | 王冠(オレンジ→赤)、飲み屋街ピン | 通り道の赤い王冠の前をゆっくり通る。短時間の付け待ちも可 |
| 22:00〜23:00 | 王冠(赤→グレー)、飲み屋街ピン(オレンジ)、残業需要マップ | 王冠の最後の組を拾ったら、飲み屋街へ |
| 23:00〜 | 飲み屋街ピン(赤) | 主役は繁華街ピンに。王冠は通り道で見る程度 |
9. 外れる条件・限界
- 迎車・ハイヤーが先に着いている。高級店のお客様は手配済みの車で帰ることが多い。店の前に黒い車が待っていたら、その組は乗らない
- 店が貸切・休業。臨時の貸切や休業は反映できない。王冠が点いていても出てこない
- コースが長引く。LOから退店まで、店や組によって幅がある。赤の間に出てこないこともある
- お客様の数は限られる。単独店なので、一晩に出てくる組数は少ない。王冠だけを狙って一晩を組み立てない
- リアルタイムのお客様の有無は分からない。王冠は時刻にもとづく表示で、その日その店に何組いるかは読めない
- 店舗リストは毎年見直す。閉業・移転の反映に時差が出ることがある
よくある質問
王冠が地図に出ません
メニューの「高級店リストを表示」をONにしてください。初期状態ではOFFです。一度ONにすれば設定は残ります。
なぜ閉店ではなく、ラストオーダーで点くのですか?
高級店はコース料理が主体で、料理を出し終えるのがラストオーダーの前後だからです。ドリンクの追加がなければそこで会計が始まり、閉店を待たずにお客様が出てきます。閉店で点灯させると出終わったあとになるため、LOの時刻から点灯させています。
どんな店が入っていますか?
ミシュラン掲載店や予約困難店の中から、単価3万円以上・20席以上の約30店です。店名は地図上の王冠をタップして確認できます。少人数のカウンター店は、同時に出るお客様が少ないため除外しています。
王冠の店の前で待っていれば、ロングが乗りますか?
保証はありません。高級店のお客様は迎車やハイヤーで帰ることも多く、店の前に手配済みの車が待っていればその組は乗りません。王冠は「会食を終えたお客様が出てくる時刻」を示すもので、流しのタクシーに乗ることまでは示しません。待つなら短時間、通り道で寄るのが基本です。
飲み屋街のピンと、どちらを優先すればいいですか?
飲み屋街のピンです。王冠はお客様の数が限られるので、飲み屋街のピンを追いながら、通り道に赤い王冠があれば寄る、という使い方が基本です。21〜22時は王冠の出番が多く、23時以降は繁華街ピンが主役になります。
高級店のお客様は、どこへ向かいますか?
自宅かホテルです。都心から離れた住宅地(世田谷・目黒・田園調布など)、港区・江東区のタワーマンション、都心のホテルが多い傾向です(※現場の実感)。行き先は組ごとに違います。
王冠は何時ごろ点きますか?
店ごとのラストオーダーの時刻によります。多くは21〜22時台にオレンジから赤に変わります。閉店後10分で消えます。
店のリストはどのくらいの頻度で変わりますか?
店舗リストは毎年見直しています。閉業・移転・ラストオーダー時刻の変更は、反映に時差が出ることがあります。
データの出どころ
- 店舗リスト:ミシュラン掲載店・予約困難店から、単価3万円以上・20席以上に厳選(約30店)。毎年見直し
- 点灯の時刻:各店のラストオーダー・閉店時刻。LO〜閉店後10分に表示(現場検証にもとづく設計)
情報源・更新頻度・既知の限界の一覧はデータソース・検証方法に掲載しています。
クラスターサーチは App Store(iOS)で配信中です(Android版は準備中)。対応エリアは東京23区・武蔵野市・三鷹市(武三地区)、14日間の無料トライアルはすべての機能を利用できます。画面の見方は公式ヘルプ(機能の考え方)にまとめています。
本ページは、クラスターサーチの高級店ピン(王冠マーク)の仕組みと使い方を、現役タクシードライバーの検証にもとづいて解説したものです。王冠は各店のラストオーダー・閉店時刻にもとづく目安であり、乗車や営収を保証するものではありません。店舗の営業状況は変動します。